ドイツ最初の訪問
ドイツベルリンにある政府運営の高齢者福祉施設夕陽の家でした。
Thomas Böhlke教授には、訪独前から大変丁寧にご対応いただきました。
到着後すぐにプレゼン
Thomas Böhlke教授は「なぜ高齢者を笑顔にしたいのか」を中心に私の話を真剣に聴いてくださいました。
訪独目的
訪独には目的がありました。
目的をお話する前に、2015年内閣府よりドイツに派遣されたときのお話を少し。。。
ドイツの高齢者福祉について、また日本の高齢者福祉についてもたくさん学んでから訪独でした。私は箏回想士としての派遣だったため個人目標を「ドイツにおける音楽療法の展開を学び日本で箏回想法を展開させる際に参考にする。そして福祉の発展に寄与する。」ことを目標としていました。
その時衝撃を受けたことは2つありました。
・ドイツでは音楽療法を100%保険適用で実施している。
・音楽療法の個人サロンが街中にある。
ドイツでの発見や衝撃は多々ありましたが、私は、この2点のことに大いに疑問を持ちました。
どうして音楽療法がこのように盛んなのか?
音楽療法のエビデンスはどうやって示しているのだろう?
音楽療法士たちはどうやって自分たちの地位を向上させているのだろう?
社会的意義を誰にどんなふうに訴えているのだろう?
どうやって???
どうやって?????
私はこれをドイツに学びに行きたいのです。
箏回想法を日本で展開するために、ドイツで学びたいのです。
ですから、今回の訪独の目的は「音楽療法の展開を学ぶため研修生として受け入れてもらえないか?」というものです。
どんなことを話したのか・・・?
プレゼンでは以下のことをお話しました。
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私は誰で
普段どんな仕事をしていて
どんな思いがあって
どんな社会を目指していて
それをなぜやるのか?
現状(達成度)
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そして、受け入れに関してのお話の前に施設見学です。
施設内見学・交流
もう少しで音楽療法の時間が始まるからと施設内を見学させていただくことが出来ました。
お部屋にいらした皆様とご挨拶することが出来ました。
「どこから来たの?」「ドイツを楽しんで」と皆さん歓迎してくださいました。
ひと際お元気な声で歌っていたPさん。
握手をしたり、目が合えば笑いかけてくださったりお元気なお姿に涙が出ます。
やはりご高齢の方がお元気で過ごされるお姿には感動します。
ドイツ語で色々なことを話しかけてくださってThomas Böhlke教授が通訳くださるという会話。とても通じなさそうなのに…不思議と伝わるんです。(でも次はドイツ語お話ししたいです。)
本当に素敵な時間です。
こちらにいらっしゃる皆さんの音楽に合わせてお元気に歌うお姿何度拝見していてもエネルギーを感じて感動します。
マンドリンの音楽会も開催されるとのことで、参加させていただきました。
一番前の席から後ろを振り向くと、声が温かいエネルギーとなって打ち寄せるような感覚があります。箏回想法の実施も同じです。
洋の東西を問わずご自身の過去を振り返る時間は高齢者にとって大変有意義で必要不可欠な時間だと再確認いたしました。
最後は皆さんに「Danke schön‼ Auf wiedersehen.」
結果は・・・?
そう、大事な研修受け入れについてです。
見学や交流が楽しくて長居してしまったあと、少しだけThomas Böhlke教授お話する時間をいただきました。
受け入れについてはThomas Böhlke教授からは見事に「YES」のご返事をいただくことが出来ました。また「なんでも質問してね」とのお言葉をいただいて嬉しい限りです。
今後の展望
ドイツでは学び取るだけでなく、教えていただくだけでなく、日本で箏回想法の価値を訴えることに成功し単価を375倍にアップすることが出来た成果や方法についての情報も共有し、積極的に議論を重ねたいと考えています。
このようなご縁が、いずれ日本とドイツの高齢者福祉の発展に繋がればよいと考えています。
このような素敵なチャンスをくださったThomas Böhlke教授には大変感謝しております。
お世話になったThomas Böhlke教授と。Vielen Dank‼
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コメント
ドイツの高齢者が、笑顔になっていますね!
ありがとうございます。
高齢者の笑顔には毎回感動いたします。この笑顔これからもどんどん広げていきます!!