理念

癒してくれるのは、誰かではなく「自分の過去の振り返り」でしかない

高齢者の方々はどんな人生でも立場や肩書など全く関係なく、立派に生き抜いてこられた方と考えています。
その方々に自分の人生を振り返り「あぁここに生まれて良かった」と感じていただくこと、また色々なことがあって大変な人生だったと感じていらっしゃる方も「あぁ私の人生これで良かったのかもしれない・・・」と感じていただくことが箏回想士の仕事です。

人が生活を送る上では楽しいことばかりではありません。辛かったこと、悲しかったこと、歯を食いしばって頑張ったこと、喜んだこと、楽しかったことなど色々です。
箏回想法というのは、箏の演奏をするだけでなく、それぞれの方の「記憶」にフォーカスしています。特に悲しい気持ちや悔しかった気持ちを思い出すような一幕も準備しています。延べ84,000人の方々に箏回想法・箏曲演奏などを実施してきてわかってきたことがあります。それは悲しいことを少しでも思い出して涙する、ちょこっとでも話す時間を作ると心に仕えていたものが取れたようでスッキリしてしまうということです。

私の箏回想法をはじめる原点となったのは祖母の死、きっかけは東日本大震災でした。
東日本大震災の避難所では筆舌に尽くしがたいご経験をなさった方の口から次々と「(箏回想法を)聞けて良かった」「涙が止まらなかった」などと感想を寄せていただいた時、悲しみの感情を心に残させてはいけないと強く思い考案するに至ります。

その後、高齢者施設で箏回想法を行うようになると認知症の高齢者が対象になりました。皆さん全員ではありませんが良い反応を見せてくださるようになり、箏回想法をきっかけに高齢者や認知症高齢者の可能性を強く感じるようになりました。
そのうちに理念を持ち信念に生きるようになりました。

私たちは、私たち自身はもちろん、このワクワク感を高齢者の皆様また高齢者に関わる全ての方々と共有し、笑顔で仕事をすることを大切にします。その結果、私たち自身が輝き、高齢者や高齢者に関わる全ての皆様にも輝いていただくことができると信じています。

私たち自身が輝き、高齢者や高齢者に関わる全ての皆様にも輝く高齢者であり続けてほしい

人間は感情の生き物です。心を上手くコントロールしなければ、良い人生とは呼べません。しかし、「人は弱いものだ」という考え方をしてみると、心をメンテナンスしていかなければいけません。
生活をすること体を動かすことでQOLを高めることはもちろん大事ですが、定期的に心が動く経験をすることもとても大事にしています。
私たちは、こうした前提に立ち、輝く箏回想士として、高齢者や関係するすべての人々を輝かせる存在でであり続けるために、常に目標を明確にして、心を維持・発展し発信していくことを心掛けます。

そうした集団は、強い。簡単には折れない。

仕事で成果を出し続けるために、私たちは輝く箏回想士と高齢者・関連する人々で世の中を満たすという理念のもと、心の在り方を常に問い続け、共に成長していく仲間として発展していきたいと願っています。

全てを解決するのは「自身の過去の振り返り」でしかない

いつも高齢者の過去に寄り添って、癒す存在でいたい。

  • 高齢者を笑顔にする
  • 高齢者の心を動かす
  • 高齢者に関係し懸命に高齢者を支える人々にも自身の頑張りを認める時間にする

これらは、全て「箏回想士」が少しだけお手伝いして実現します。

こうした「優しさ」を中心としてビジネスを考えることが、企業や個人、ひいてはこの国が幸せに発展していく
唯一の方法だと思います。

是非、「優しさ」を中心とした高齢者の力になれるようなビジネスを、一緒に生み出していきましょう。

箏PLAN代表 渡部佳奈子

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