1ヶ月悩んでいても問題は解決せず、心の負担が増すばかり。あなたの心と時間を大切にするためにまずはご相談ください。

依存型と他責をやめれば、楽になる


依存型と他責をやめれば、自分が楽になる

「会社が悪い」
「上司が悪い」
「同僚の対応がひどい」

社会保険労務士として、年間600人を超える労働者の相談を受けていると、こうした言葉を聞かない日はありません。

もちろん、理不尽な職場は存在します。
法令違反も、パワハラも、放置されてきた構造的な問題も、現実としてあります。

それでも、ほぼすべての相談に共通している“決定的な欠落”があります。

それは、

「自分にも改善できた点はなかったのか?」
「次に同じ状況になったとき、どう振る舞えばよいのか?」

という視点が、ほとんど出てこないことです。


「私はいいんです」という言葉の裏側

相談の終盤になると、よくこう言われます。

「私はもういいんです」
「でも、これから残る人のために…」

一見、立派な言葉に聞こえるかもしれません。
ですが、ここには強い他責と依存が隠れています。

・自分は被害者であり続けたい
・自分の選択や判断には触れたくない
・誰かが“正してくれる側”に立ってほしい

本音では、
「少しでもお金を取ってやりたい」
「自分の苦しさを、相手に背負わせたい」

そう感じているケースも、正直少なくありません。


他責は「一瞬スッとする」だけ

他責に立つと、その場では楽になります。

・自分は悪くない
・悪いのは相手
・私は被害者

でも、その“楽”は一瞬です。

なぜなら、
自分の人生のハンドルを、他人に渡してしまうから。

相手が変わらなければ
環境が変わらなければ、
また同じ苦しさを繰り返します。

会社を変えても、
上司を変えても、
場所を変えても——
根本が変わらなければ、また同じ相談に戻ってくる。

これは、相談件数を積み上げてきたからこそ、はっきり言えます。


依存型をやめるということ

「依存型をやめる」とは、
一人で全部抱えろ、という意味ではありません。

・自分の感情を自分で言語化する
・自分の選択を自分で引き受ける
・“あのとき別の行動は取れなかったか”を考える

これだけで、人生の手応えは変わります。

「自分も悪かったのかもしれない」
この一言が出てくる人は、正直、ほとんどいません。

でも、この一言が出た瞬間から、
人は被害者ではなく、主体に戻ります。


自分を責めることと、責任を引き取ることは違う

誤解してほしくないのは、
「自分を責めろ」と言っているわけではない、ということです。

責めることは、また別の依存です。
「私はダメだ」という思考も、実は楽だから。

そうではなく、

・どこで判断を誤ったのか
・何を飲み込んでしまったのか
・なぜその場で声を上げなかったのか

冷静に振り返ること。

これは、
自分を守るための技術です。


他責を手放すと、驚くほど楽になる

他責をやめると、
誰かを恨む必要がなくなります。

依存をやめると、
「どうしてくれなかったのか」を考えなくて済みます。

代わりに考えるのは、

「次はどうするか」
「自分は何を選ぶか」

この問いは、苦しいようでいて、
実はとてもシンプルで、自由です。


最後に

私は、労働者を守る仕事をしています。
だからこそ、言います。

守られるだけの人でいる限り、
本当の意味で楽にはなりません。

自分の人生を、
他人のせいにし続けない。

それができたとき、
驚くほど、心も体も軽くなります。

このテーマは、これからも形を変えて発信し続けます。
なぜなら、「気づいた人から、人生が変わる」からです。

タイトルとURLをコピーしました