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不登校のときの気持ち

智慧空間の副代表を務めております渡部佳奈子です。
ここでは不登校になったときの気持ちから、その後どのような経過を辿っていったのかについて書いてみます。

不登校や高校中退を経験した方の中には、私と同じように「漠然とした不安」や「孤独感」「家族と分かり合えない辛さ」に悩み、言葉にできないもどかしさを抱えている人が多いと思います。

現在子どもたちと関わる中で、子どもの心理・発達などたくさんのことを学び続けていますが「学校が合わない」「納得できない」 という感覚は、決して私のわがままではなく、感性が正しく働いていた証拠だという捉え方をしています。特に、先生の怒鳴り声や暴言・暴力に違和感を覚えることは、むしろ健全な反応と言えます。(この時の教師はこの数年後に暴行事件で謝罪会見をしています。暴言や暴力が常態化して自浄作用もなかったことがわかります。)
しかし、当時はその状況や自分の気持ちを整理して、周囲の大人に伝えることが出来ずにいたのだと思います。また学校に行くことが前提で唯一の正解でした。そのため少し何を伝えようものなら〈私のわがまま〉として指導室に呼び出され、怒鳴られ、矯正しようと話が進んでしまい、非常に苦しい時間を過ごしてきました。

「流れが変わった瞬間」——高卒認定・予備校講師との出会い

不登校のまま時間が過ぎる中で、大検(現・高卒認定)を受けるという選択が、私にとって大きな転機となりました。

当時、大検の予備校には私を含め4人しか生徒がなく、人間関係は挨拶程度で済みました。また、数回顔見せ程度にしか通わなかったため「煩わしい人間関係がない環境」でしたし、そんな少ない時間しか通わない私に予備校講師が「前向きな言葉をかけてくれた」ことがありました。

この2つが、私の中に前へ進むための小さな勇気を生み出してくれたと感じています。
当時から「福祉の道が良い。介護でなく、社会福祉が良い。」と話していた私に
講師はとても当たり前に

「大丈夫!佳奈ちゃんはやりたいことがあるんだから!その人に向いている道って勝手にパァーっと開けてくるから!出来るよ!必ず合格すると思ってる!」

と言葉をかけてくれました。
この講師は勉強をすることが大好きな女性で、普段は言葉でなく姿勢を示してくれるのに、肝心な時は勇気が湧くような言葉をかけてくれるような方でした。
この講師の言葉は、今では私が何かに挑戦するときの基本的な考え方となっています。
これはまさに、かつての私がそうだったように、今現在不登校に悩んでいる子どもたちにも響く言葉ではないかと考えてシェアしています。

「次の一歩」——短大進学と不安との向き合い方

大検合格後、私は「社会福祉学科」のある短大に進学しました。しかし、その時点でもまだ「人間関係の煩わしさがあるのでは?」という不安は完全には拭えなかったのです。

それでも、「短大の2年なら大丈夫かもしれない。2年だけ頑張ってみよう」と考え、可能性を信じて一歩踏み出しました。この決断は、今思えば、単に学歴を得るためのものではなく、「もう一度、社会とつながる」ための挑戦だったと感じています。

通信教育を選択することで得られたメリット

大学は通信教育を選択しました。これが不登校・中退経験者にとっては非常に良いと感じたので、ご紹介しておきます。

1. 人間関係のストレスから解放される

  • クラスメイトや教師からの暴言・暴力を受けることがなくなる
  • 無理に集団生活に適応しようとする必要がなくなる
  • 自分のペースで関わる人を選べる

2. 自分のペースで学習できる

  • 登校の負担がないため、体調やメンタルの状態に合わせて学べる
  • 理解度に応じて、得意な科目は先に進め、苦手な科目はじっくり学べる
  • 学校のスケジュールに縛られず、効率的に勉強できる

3. 環境の選択肢が広がる

  • 自宅や好きな場所で学習でき、安心感を持てる
  • 気分転換しながら勉強できるため、集中しやすい
  • 学校特有の上下関係や無意味なルールに縛られない

4. 学習以外の時間を有効活用できる

  • 学校に通う時間を、趣味やスキルアップに充てられる
  • アルバイトやインターンなど、社会経験を積むことも可能
  • 自分の興味・関心に基づいた学びがしやすい

5. 精神的な安定につながる

  • 「また傷つくかもしれない」という不安を感じることなく学べる
  • 自分のペースで学習できることで、自己肯定感が向上しやすい
  • 無理に学校に適応しなくてもいいと気づけることで、心が軽くなる

通信教育は、学ぶことを諦めるのではなく、「環境を変えることで学び続ける選択肢」として有効です。特に、人間関係のストレスに苦しんでいる人にとっては、学習の質だけでなく、心の安定にもつながる大きなメリットがあります。

通信教育の他にも、学校に通う以外の選択肢にまとめています。

この経験が伝えるメッセージ ——代表からの声かけ

ある日、代表からこんな言葉をかけてもらいました。
「佳奈子さんの経験は、今まさに不登校の最中や高校中退を考えている子どもたちにとって、希望となるのではないでしょうか?」

  • 不登校は終わりではなく、次の道が必ずあることを証明している
  • 大人になって振り返ると、不登校の理由をうまく説明できなくても当然だったと分かり整理して人々に伝える術を持っている
  • 道が見えない中でも、一歩を踏み出すことで未来を変えてきた

「不登校や高校中退の経験に屈することなくどんなことにでも明るく前向きに、また決して諦めることなく挑戦して結果を出してきたというこの経験を活かし、不登校の子どもたちやその親に向けて、佳奈子さんが伝えられることはたくさんあると思います。」との声を受けて私に出来ることで同じ悩みを抱えている人の役に立ちたいと考えています。

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